「バグ」と「屁理屈」の意外な共通点とは

仕組みを知らないのに――私の言えたことじゃないが――すぐうまくいかないと「バグ」と言ってしまう人が多い。多すぎる。本来「バグ」というのは"プログラムの誤り"のことであり,論理的に動くコンピュータはバグがあるプログラムを正常に動かせられない。「バグ」というのは決して"プログラムによって引き起こされる(コンピュータ関係に疎い)ユーザにとって都合の悪い事象すべて"のことではない。

私がコンピュータ関係に疎かったころには,既に「バグ」という言葉を知っていた。しかし今まで何か不都合なことが起こっても「バグ」だなんて考えたことは無かったし,もし「バグ」のような挙動だとしてもやり方次第では何か方法があるのでは?と必死に調べたり試行錯誤してきた。この違いは何なのだろう。単なる知識量の問題ではないように思える。

――そして彼らは更に追い打ちをかけるようにこんなことを言う:「ゴミアプリ」「アプデしろ」「金返せ」
readme.txtも読まない彼らを,私たちは哀れな目で見る

筋の通ってないところを説明出来ないのに――私だって間違えてても気付かないことがあるし,考え方なんて一週間後には随分変化しているが――都合が悪いと「屁理屈」と言ってしまう人が多い。多すぎる。本来「屁理屈」というのは"理屈の誤り"のことであり,屁理屈は実際には筋道が通っておらず,理屈になっていない。「屁理屈」というのは決して"その理屈によって引き起こされる(論理的思考能力に劣る)自分にとって都合の悪い事柄すべて"のことではない。

私が小学生ぐらいな頃には,既に「屁理屈」という言葉を知っていた。しかし今までを筋道を立てて不都合なことを言われても「屁理屈」だなんて考えたことも言ったことも無かったし,もし「屁理屈」のようなことを言われたとしても「〇〇が理由になっていないのでは?」のように必死に筋の通ってないところを説明して分かってもらおうとしてきた。この違いは何なのだろう。単なる論理的思考力の問題ではないように思える。

――そして彼らは更に追い打ちをかけるようにこんなことを言う:「自己中」「大人になれ」「中二病
頭ごなしに屁理屈と言い放つ彼らを,私たちは悲しい目で見る