イヤモニのイヤピが外耳道の向きに合わないので"カスタムステム"を作ってみた

以前購入してからずっと愛用しているATH-E70だが,どのサイズのシリコンイヤーピースも奥に入らなかったりフィットせず動いてしまったりして音が安定しなかった。その点コンプライは比較的マシだが音をかなり犠牲にしてしまうのであまり使いたくない。また,若干聴き疲れするところがあるのも悩みだった。
しかしイヤーピースについて色々調べていると,イヤホンが耳に入ってる図をよく見かけて,そんな奥に入らねえだろwと思ったがどうやらおま環らしい。更に調べるとどうやら私の外耳道の向きが後ろ向きに伸びていて少数派らしいことが分かった。
よくOリングを噛ませてからステムにイヤーピースを付けると奥まで入るみたいな話はよく聞くけど,そもそもそのステムが自分の外耳道の向きと反対に向かっていては穴に入らず飛び出てしまうだけだ。そこで今回はご都合主義的に家にあった透明のチューブを使ってステムを自作する。本体の改造は行わない。

用意するもの

・イヤホン:ハウジングと耳の大きさに余裕があればこんなことはする必要無いだろうから,筐体が大きいものやイヤモニになるだろう。
・イヤピ:先程見た自分の外耳道の大きさに合わせる。個人差があるが,普段奥まで入らないよぉ~って人は普段付けてるものより小さいものが良いだろう(私はL→MかS)。
・ホームセンターで売ってる透明なビニールチューブ:グニャグニャと曲がらない強度の高いものが良い。"大は小を兼ねる"ではなく"ステムがなんとか入るような内径のもの"を選ばないと外耳道の向きに合わせて角度が付けられないし,耳の穴に残ってしまう危険性が高まるので注意。

・小指:外耳道の向きや大きさを測るため。洗って爪を切っておこう。

外耳道の向きや大きさを測る

清潔な小指で外耳道や鼓膜を傷付けないように慎重に奥に入れる。これで大体の向きは分かるだろう。三面鏡等を使ったりするのもオススメ。
イヤホンの筐体の位置を見極め深さを決める。頭の中か紙にでもメモっておこう。

製作

①先程測った深さ(長さ)より余裕を持ってビニールチューブをカット。このとき出来るだけ切り口は綺麗に切っておこう。ハサミのほうがやりやすいかも?
②先程測った向きに合わせてイヤホンのステムにはめる。相当力がいるはずだ。斜めに付けることができない。

③イヤーピースをはめる。頑張って。

④実際に耳に入れてみる。斜め上を向いて口を開け,右は反時計回り,左は時計回りに回しながらに奥に突っ込むと良い(イヤモニ的入れ方)。
⑤まず1発でキマることは無いだろう。長さはどうか。入れる時に外耳道に突っかからないか。イヤホンをクリクリ回しているとズボズボッってハマるところがあるはずだからそこを確認して微調整。④と⑤を繰り返しスイートスポットを見つける。奥に入れるのもよし(クリアになるけど音場が狭い),外耳道の入り口の微妙な位置(音場が自然だけど若干ディテールが崩れる)にするのもよし。まあそこら辺はお好みでやるといいが,BA型なんかはちゃんとフィットしていないと低音が出ません(逆にフィットすれば押し付けのない不思議な低音が出るはずです)。

⑥完成。これでなんちゃってカスタムIEM(笑)の完成(・_・ノノ"パチパチ

快適なイヤホンライフを( ^^)/

audio-technica モニターイヤホン ATH-E70

audio-technica モニターイヤホン ATH-E70

  • 発売日: 2016/04/15
  • メディア: エレクトロニクス

audio-technica モニターイヤホン ATH-E50

audio-technica モニターイヤホン ATH-E50

  • 発売日: 2016/04/15
  • メディア: エレクトロニクス

audio-technica モニターイヤホン ATH-E40

audio-technica モニターイヤホン ATH-E40

  • 発売日: 2016/04/15
  • メディア: エレクトロニクス