イヤホンジャックが無いiPhoneにDragonFly Redを導入したら虜になってしまった

もっと早く導入していればよかった!!

ことのはじまり

iPhone6を今まで使っていたのですが、バッテリーもヘタり、処理能力やカメラ性能等で不満が募っていたのでiPhone8に替えた。
しかし、iPhone7~イヤホンジャックが廃止されLightning端子のみになり、Lightning - 3.5mm ヘッドフォンジャックアダプタを使う羽目に。
なんとも音質が微妙でペラッペラな感じで、耐久性皆無そうなのでなんとかならないかと。
色々調べていたら、Lightning接続やUSB接続の小型DACを幾つか発見。実際に視聴してみることに。
NAOSやHERUSはホワイトノイズまみれで音量調節もままならず使い物にならない。
しかしDragonFly(Blackでしたが)は小さな筐体にも関わらずノイズが皆無だったので折角なのでRedを購入することに。

AudioQuest ヘッドホンアンプ・DAC DragonFly Black

AudioQuest ヘッドホンアンプ・DAC DragonFly Black

AudioQuest ヘッドホンアンプ・DAC DragonFly Red

AudioQuest ヘッドホンアンプ・DAC DragonFly Red

仕様

公式サイトの内容をまとめると、

・今回のDragonFly(第2世代)は、優れた音質、低コスト高パフォーマンス、AppleおよびAndroidスマートフォンにも対応。
スマートフォンにも対応するため、S/N比を改善するとともに、電力消費量を大幅に削減した。
Appleバイスでは、Lightning - USBカメラアダプタが必要。
iPhoneで使用する際に必要なCCK(カメラコネクションキット、USBカメラアダプタ)は、USB3カメラアダプタの方が推奨らしいが、公式サイトに書かれていないようだ(米国版Amazonに記載)。ただのUSBカメラアダプタの場合ptpt音がする場合があるとのこと。iPhone8+DragonflyRedの私の環境下で「おや?」というのはあったが、個人的には問題はないと思われる。心配な方や充電しながら使いたい場合はUSB3カメラアダプタを使うと良いだろう。逆にかさばらない方を優先したい場合はUSBカメラアダプタを選択すると良いだろう。

アップル Lightning - USBカメラアダプタ MD821ZM/A

アップル Lightning - USBカメラアダプタ MD821ZM/A

Androidバイスでは、AudioQuestのAndroidバイス用DragonTailUSBアダプタなどAndroid用(OTG)アダプタが必要。

・高い部品を積めば高音質という訳ではないので、スペックに惑わされないで。カメラの画素数と同じ。
・24-bit/96kHzまでにしたけど、実際多くのDACは192kHzよりも96kHzで送った方が音良いし、ドライバ入れなくて良いからおk。
・ストリーミングCDハイレゾ問わず向いている。
・DragonFlyBlackではDragonFly バージョン1.2(初代)と同じくアナログ・ボリューム・コントロール。DragonFlyRedは、アナログではなくボリュームを下げるのにビットを減らすデジタル・ボリューム・コントロールを使っているけど音はめっちゃ良いよ。
・DragonFlyBlackの出力1.2ボルトは、あらゆるプリアンプ入力回路および高効率のヘッドフォンを鳴らせられる。DragonFlyRedの出力2.1ボルトは、低効率モデルを含めより幅広いヘッドフォンを鳴らせられる。
・同じ音量ではBlackに比べRedの方が良い音。
・最新のDragonFlyは、WindowsおよびOSX無料デスクトップ・アプリケーションでソフトウェアアップグレードが可能。MQAに対応した。

DragonFly DragonFly Black DragonFly Red
サンプリング周波数 96kHz/24bit 96kHz/24bit 96kHz/24bit
出力 1.8V 1.2V 2.1V
マイクロコントローラ TI1020B MicroChip PIC32MX MicroChip PIC32MX
DAC CHIP ESS9023 24BIT ESS9010 32BIT ESS9016 32BIT
ボリュームコントロール アナログ 64ステップ(デジタル制御)アナログ音量コントロール 64bit・ビットパーフェクトデジタルボリュームコントロール
携帯と互換性 X iOS5、Andorid4.1以上 iOS5、Andorid4.1以上
ソフトウェアアップグレード X PCからAQデスクトップアプリ PCからAQデスクトップアプリ

ということらしい。

トンボマークの色はサンプルレートによって変化する。

サンプルレート
Red Standby
Green 44100Hz
Blue 48000Hz
Amber 88200Hz
Magenta 96000Hz

レビュー

良い点

・丁寧な作りでデザインも良好。
・音は滅茶苦茶良い。このサイズで?!この音?!嘘だろ…という具合に、とてもクリアで細かい音や揉み消されやすい音、空間の響きまでしっかりと描写されている。なんだこれ。
・3.5mmプラグを擦り減らさずにPCとiPhone(別途CCK必要)を行き来出来る。
・同価格帯のHP-A4の方が滑らかさはあるが、Dragonfly Redの方が解像度が高く、「最高効率で変換した音」のような雰囲気を感じる。私はDragonfly Redの方が好み。
nyanshiba.hatenablog.com

悪い点

・OS側のボリュームに依存しているため、少々音量が大きいところを調節するのが少し難しい。普段イヤホン(109dB/mW、39Ω)でiOSでは音量1/10、Windowsでは音量1/100で使っている。

nyanshiba.hatenablog.com

・DragonFly自体の問題ではないが、iPhoneと接続する際に利用するカメラアダプタとの接続が途切れることがある。物理的な接触の悪さによるものなので、以下の方法で改善した。

nyanshiba.hatenablog.com

まとめ

めっちゃオススメ。eイヤホン等で視聴してみると良いかもしれない。

オーディオクエスト USBノイズフィルターaudio-quest JITTERBUG

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